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ロマノフ朝最後の皇女 アナスタシアのアルバム -その生活の記録

2008年02月28日 22:47

『ヒュー・ブルスター』著 河津 千代 訳 リブリオ出版 64ページ

ロシア革命とは封建的専制政治体制を原因として勃発した革命。
猿でもできる説明を終えたところで、自分があんまり分かってないのを白状します。すいません。
ロマノフ朝最後の皇女、アナスタシアの事件は有名ですね。死んだと思われていたアナスタシアが、
のちに「私です」といきなり登場し、本当かどうか問題となった事件です。
結局は偽物という事で一件落着したようですが、ちょっと本物であって欲しかったというのも正直なところです。

近代の国家が専制政治から民主主義へ移行する動きは、皇帝であろうとも時代に逆行する事はできず、
フランス革命同様、皇帝一家は死んでしまう運命にあるのです。
「皇帝は悪い!」そんなイメージの強い革命ですが、皇帝側から見た家庭には、
必ずしも特別ではない普通の親子愛に溢れた空間がありました。

アナスタシアは、アレクサンドラ王妃の第4皇女として生を受けました。
4人続けて女の子が生まれた事に、皇帝ニコライ2世は落胆しましたが、
その後皇太子アレクセイも生まれ、5人兄弟は仲良く過ごしていました。

アナスタシアは芸術センスのある子供で、写真を撮り、それに装飾を施したり、絵を描いたりするのが得意でした。
彼女が父親や先生に送った手紙は、愛情に溢れて生き生きしています。
革命勃発によって、シベリアへ送還された皇帝一家は、その後射殺されます。
アナスタシアとその姉妹は、林の奥で同じく射殺されているのが見つかりました。

悲しいのは皇帝の側、市民の側、どちらも非難できない事です。
いくらこういう本を読んで、アナスタシアの純粋さに打たれても、
一方では餓死していく子供たちを、ただ見ている事しかできない貧しい市民がいたことも事実なのだから。
いつの時代も犠牲になるのは子供たちで心が痛みます。

アマゾンでも5つ星の評価と高い本で、貸してくれた友達もお薦めの一冊です。
非常に簡単に書いてあって、アナスタシアが撮った写真が溢れています。
通常であれば見ることのできない皇帝一家の暮らしぶりが、よく分かります。


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コメント

  1. ツシマ | URL | -

    アナスタシア

    今年はニコライ二世一家没後90年ですね。衛星放送のスカパーで特集してました。特に「ロマノフ一家の最期」(中公文庫)などは決定版でこれ以上の研究資料はありません。遺伝子検査で否定されたことになってますが、そうすると彼女の生前の言動が全く説明できないことになりますね。本人以外に知りえないことをあまりにも多く知っていたと思います。本当の答えはロシアのFSB(旧KGB)文書館か英国王室文書館などにに眠っているはずですが、100年近くたった今も全く公開されませんね。現代にまで尾を引くほどのよほど重大な政治的背景がある邪推したくなります。

  2. ひひ | URL | -

    ツシマさんはじめまして。
    なるほど、とても興味深い話ですね。エリザベス女王の事件もそうですが、
    公表されている事が、どこまで本当でどこまで嘘なのか、
    一般市民には計り知れない…というところでしょうか。

    本当に、この問題は長年議論されていますね。
    それだけ、人々を惹きつける事件だったのでしょうね。

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