スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

幸せの記憶(上)

2008年02月24日 22:32

『ダニエル・スティール』著 天馬 龍行 訳 アカデミー出版 358ページ

非常に女性らしい作品です。読んでいるこっちがこっぱずかしくなる程、
甘い言葉のフルコースです。どうぞ、ご勝手に二人の世界に入ってて下さいって感じ(笑)。
女性の恋する瞬間って、女性にしか描けないんじゃないかと思います。
間の取り方、見つめ合うだけで通じ合う「アノ」気持ちって、女性が一番「恋してる」って酔える時ですもんね。
ははは~、懐かしいなあ…(遠い眼)。

前置きの通り、今回は恋愛ものには違いないんですが、
甘ったるいだけのラブストーリーではありません。

人間、他人の不幸は楽しいもの。いわゆる「昼ドラ」がそれとなく人気があるのも、
ひとえにこういった人間の潜在意識が関係しているというデータも出ているくらいです。
(ひひ総合研究所 2008年主婦環境調査結果より)
さて、その傾向は国境を越えても変わらないようです。

時代は第二次世界大戦後のイタリア。アメリカ占領軍が闊歩するローマの街。
アメリカ軍人とイタリア娘が一時の感情に任せ、恋愛に花を咲かせる。
戦後よくある恋物語の一編を描いた作品だが、一つだけ違う事がある。
そのイタリア娘は由緒あるサン・ティバルド王女の名を継承する女性、
セレナ・アレッサンドラ・グラシェレラその人という事だった。

一文無しの王女、天涯孤独の王女。あるのは王女の名誉と、豊かだったころの記憶。
彼女に与えられたのは、かつて自分の住んでいた宮殿の床掃除の仕事だった。
しかし、彼女の高貴さは、その身からほとばしっていた。

セレナはアメリカ軍人のブラッドと恋に落ちる。幸せな日々が続いた。
幸せすぎる毎日だった。そして、ブラッドの故郷ニューヨークへ帰る時が来た。
その時、彼女に突きつけられた現実は、自分は得体のしれない敗戦国のイタリア娘という事だった。

こういった場合の設定として考えられるベスト3を挙げるとすれば…
1.気の強い母親が結婚に猛反対(「息子のためを思って」というセリフをよく用いる)。
2.彼には金持ち令嬢の婚約者がいる(性格悪い)。
3.夫の「俺が守るから」という言葉はアテにならない。

はい、全部ドンピシャで当てはまります、おめでとう!
…昼ドラやん!甘い夢を見せておいて、ドロドロのどん底へ猛ダッシュ。
上巻はアメリカへ帰ったブラッドとセレナが、母親のマーガレットをはじめ、夫の家族にのけ者にされる辺りまで。
元々、婚約者だった女性のパティは、ブラッドに振られた復讐に、その弟のグレッグに求婚する。
う~ん、何か嫌な予感…。
唯一味方になってくれたのは、末弟のテッドだった。

さて、どうなることやら。二巻が異様に分厚いのを見て、色々な意味で期待が高まる私です。


参考になった!という方はゼヒ押してくださいッ →  にほんブログ村 本ブログへ

スポンサーサイト


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://hihidx.blog115.fc2.com/tb.php/69-6b98b067
    この記事へのトラックバック



    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。