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緋色の研究

2008年02月19日 19:37

『コナン・ドイル』著 延原 謙 訳 新潮文庫 205ページ

シャーロック・ホームズ。職業、顧問探偵。身体的特徴は6フィートと長身だが、細身。
鷲鼻、角ばった顎。見かけによらず武術に精通、侮りがたし。
その他の特徴、ヘビースモーカー、バイオリン演奏を巧みにこなす。
だが、曲目についてはいささか無名のものが多く、おそらくはその時の思考内容をそのまま楽曲にしていると思われる。
文学の知識、皆無。哲学の知識、皆無。天文学の知識、皆無。政治学の知識、わずか。
植物の知識、アヘン、毒物については詳しい。ガーデニング知識無し。
地質学の知識、一見で土の違いを当てる事が可能。科学の知識、深淵。…etc。

シャーロック・ホームズの特徴を挙げれば、だいたいこんなものだろうか。
むっつりと何時間も黙ったまま、椅子に座って考え事をしていることもあれば、気分よく話しまくる事もある。
昼夜を徹して何かの実験にいそしんでいる事もあり、そうかと思えば何もせずボーっとしている事もある。
変人の魅力というのだろうか。彼に惹かれずにはいられない。
とにかく、ホームズは格好いいのだ。

記念すべき、シャーロック・ホームズ第一弾。
発表当初は注目されず、作者のコナン・ドイル氏は「も~、ホームズなんて書かねえぞ~!」と思ったそうですが、
その後、アメリカの出版社からお声がかかり、第二弾を書く事になったのです。
アメリカ人は、ホームズを世に出したのは自分たちじゃい!と胸を張って言うそうですが、
そうですね~それくらい誇ってもいいと思います。永久にホームズが忘れ去られていたよりかは。

さて、今はもうお馴染みの助手ワトスン博士ですが、彼とホームズが知り合い、共同生活を始めるいきさつも分かります。
とある研究室を訪れたワトスンは、いきなり「ついに完成したよ!ひゃほ~い」と狂喜している変な人(笑)に出会います。
彼こそは、今しがた血液反応を正確に知ることができる新薬を発明したばかりのホームズだったのです。
しかし、その喜びようといったら、女性から見れば可愛いのなんの。

「は、は、は~!どんなもんです~!」
手を絆創膏だらけにして得意げに微笑む彼は、
どことなく母性本能をくすぐるものがあります。

最初は、このへんちくりんな男と住むことをなんとも思っていなかったワトスンですが、次第に彼の仕事に興味を持ち始めます。
たま~に、お客が来たかと思うと、自分は気を利かせて部屋を出るのですが、何か家で書類を作っているわけでもないし、
する事といえばそのお客を出迎えることと、何かの実験と、バイオリンを弾いてるのと…フラッといなくなるくらい。

そんなある日、観察力のもたらす力についての新聞記事を読んだワトスンは、「ばからしい!」と批判する。
「いや、それ、僕が書いたんだけど」ホームズはそこで初めて、自分は顧問探偵であることを明かす。
初めこそ彼の突拍子もない推理に疑いの目をかけていたワトスンだったが、次第に彼の度肝を抜く推察力に、興味を覚えだします。

そして、ある事件にワトスンも同伴してついていくことにするのですが、全くもってそれは不可解な事件の始まりだった。
外傷のない死体。なのに血で書かれた文字。さっそく虫眼鏡を覗きながら観察を始めるホームズ。
急展開で進んでいくストーリーで、気がついたら読み終えています。
後に残るのは、他のシリーズも読みたい!という燃えるようなもどかしさでした。

ヘビー級にお薦めです。


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