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千夜一夜物語5

2008年01月27日 23:02

『リチャード・F・バートン』版 大場 正史 訳 ちくま文庫 638ページ

そろそろ一人目の子供が生まれている頃かな?295~397話を収録。
シャーラザッドと、シャーリヤル王の楽しい夜は続く。

千夜一夜のいきさつは、御面倒ですが前回紹介させてただきましたので、そちらをご参照ください。
http://hihidx.blog115.fc2.com/blog-entry-33.html

今回は、比較的短い話が多く、読みやすい。
ちょっと大人向けかな?というシーンも多め。
卑猥な言葉遣いがまた庶民的な話をいい具合に醸し出しています。
イスラム教は、結婚した女性が面紗で肌を隠す等、性に対して抑制が強い宗教です。
その反動か、こういった庶民的な話は卑猥なものが好まれたそうですが、王様も人間、
やっぱりこういう話がお好きなんでしょうか?

男女の交わりの他にも、よくあるのが男性同士の関係。
男装した女性がからかって男色を迫るのもあれば、本当に男性が迫るパターンもあり。
トルコの外国人旅行客は、トルコ風呂に入った後、少年たちが体を揉んでくれるのを、
受動的同性愛者のそれと知らずに、サービスと勘違いし快く受け入れるとかなんとか。

今回は、そんなオトナな話を一つ紹介します。

教主はある晩のこと、三人の奴隷女をはべらせて休んでいました。
一人の乙女が主人の一物をいじいじとやってると、そのうち息子はむっくり大きくなりました。
うふふん、さあ、今からお楽しみの時間よん。
そんな彼女に気がついてか、もう一人の乙女がそれを見て、すかさず教主の体を引き寄せました。

「まっ、あなたったらヒドイのね。横取りするなんて。アラーの使徒も教えの中でこう言ってるでしょ。
死せる土地を蘇らしたるものは、その土地の所有者なりって。だから私のよっ」
そう言って、教主の体を引き戻そうとします。
しかし、相手の奴隷女もアラーの信仰にかけては負けず劣らずで、

「何言ってるの、あなたはこんな言葉もご存じないの?
狩猟の獲物は捕えし者のものであって、追いたてし者のものにあらずってね。
アラーの使徒に、神の祝福がありますように。じゃあ、これは私が頂くわねん」

どーでもいいが、アラーの教えをこんな事に例えていいのか、君たち。

すると、今まで二人を眺めていた三人目の奴隷女が二人を突き飛ばして、
「うふん、じゃあその決着がつくまで、これは私が可愛がっててあげるわね」

教主、いいですね~。それにしても、一物を「死せる土地」と言われても、なんとも思わないんでしょうか。
長いお話も、それはそれで楽しいものですが、こういう小話的なのも楽しめますね。


参考になった!という方はゼヒ押してくださいッ →  にほんブログ村 本ブログへ

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コメント

  1. ラナ | URL | -

    はじめまして、お邪魔します。
    禁○ュさんから飛んできたら本紹介のブログだったので、意外すぎて噴きました。

    本の虫で図書館に通っては無節操に読んでいるのですが、このようなサイトはとても面白いし参考になります。
    特に海外ものはあまり手をつけていないジャンルので、これからの参考にさせてもらおうと思います。

    運営頑張ってください^^

  2. ひひ | URL | .mYluWXM

    こんにちは!

    ラナさん、はじめまして!ようこそ~!
    あ、そうなんです。だいぶ前には絵の方も描いていたんですが…こっちがメインになってしまいました。

    ラナさんも本がお好きなんですね。嬉しいです!
    つたない紹介ですが、参考にして頂けたら、本当に運営の励みになります!
    そして、コメントも励みになります!(笑)ありがとうございますっ!

    また、面白かった本や、お薦めの本があれば、ぜひ教えて下さいね。お待ちしています♪

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