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5日間のパリ

2008年01月08日 22:50

『ダニエル・スティール』著 天馬 龍行 訳 アカデミー出版 378ページ

シドニィ・シェルダンといえば、有名なのでご存知の方も多いと思います。
「ゲームの達人」を始め、「天使の自立」、「明日があるなら」など、
寝るのを惜しんで読みふけった記憶があります。
私が読書に目覚めたのも、この方の影響が大いにありました。
だいたいは読んでしまった後なので、この場で紹介する本があまり無いのですが、
また読み返す機会があれば、じっくり紹介したいと思います。

さて、そのシドニィ・シェルダンの作品を翻訳しているアカデミー出版ですが、
「超訳シリーズ」と銘打ってダニエル・スティールの作品も出版しています。
だいたい古本屋に行くと、この二人の作家は並んで大量に置かれているんですが、
彼女の作品には手を出しませんでした。というのも、他の作家に手を出したら、
手を広げすぎて際限が無いだろうと思ったからです。
まあ、結果としては手を出している訳ですが(笑)。

シドニィ・シェルダンの作品は胸をハラハラさせながら興奮して読むのに対し、
ダニエル・スティールはじわじわ心に迫ります。感情を表現する文章が多いので、
登場人物と一緒に虚しくなったり、高揚したり、とても女性的だなと思わせる作品です。

製薬会社のピーターは、ガン治療の世界に旋風を巻き起こす奇跡の薬を手掛けていた。
その薬「ビコテック」のテストは、ドイツ、スイスの研究所で問題なし。
あとはパリの結果を聞き、人体治験の緊急承認扱いを申請する段階に来ていた。

しかし、薬学研究の権威、スシャールの下した判断は、
「ビコテックは現段階では毒薬」というものだった。

ピーターは妻の父親フランクに誘われて会社へ就職した。
今の社長の地位も、義父と妻のおかげと考えていた。
しかし、彼は自分を不幸だとは思わなかった。
三人の子供にも恵まれ、世紀の薬を開発して社会に貢献しようとしている。
妻や義父に会社の事で小言を言われる事はあっても、自分の生活には満足していた。

そこへこの問題が浮上してきた。この薬には莫大な研究開発費がかかっている。
当然クリアするだろうとタカをくくっていたピーターは、義父にこの報告をするのに気が重かった。

しかし、沈むピーターに出会いが訪れた。
彼の20年間の結婚生活を無味乾燥なものに思わせる出会いが。
パリの街で繰り広げられる5日間のロマンス。
アガサ・クリスティの失踪事件さながらに、一組の男女は自由を探して逃げ出した。

本当に分かり合える人とは、結婚とは、生きがいとは。
既婚の方なら、少なからず感じるところがあるかもしれません。
私も早くそうなりたいものですが(笑)。


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