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老人と海

2007年12月27日 23:08

『アーネスト・ヘミングウェイ』著 福田 恆存 訳 新潮文庫 134ページ

老人は運が向いていなかった。
魚は84日間釣れない。
一緒に船に乗っていた少年も、親の指示で老人の船を降りた。

私は商売柄、年配の方と接する機会が多いのですが、
皆さん「もうあと何年生きれるか分からん…」とおっしゃいます。
若造なので、老いていく感覚は分かりません。けれど、生きたい!動きたい!と思っても、
体がついていかない現状になっていくというのは何となく分かります。
自分はなんて運が向いていないんだろうと、後ろ向きになるのは自然な事かもしれない。

湧きあがるような感動がある作品ではない。
ふ~ん、これが有名なヘミングウェイの「老人と海」か~。
正直どういいのかが分からないなあ…という感じ。
読み込みが足りないんでしょうか。。。。

老人が一人、巨大マグロと4日間戦い続ける。
なんども目の前がぼやけて、意識が遠のきそうになる。しかし、彼は負けない。

「人間は、負けるようには造られていないんだ」

しとめた魚は、想像を絶する大きさだった。船に引き上げることもできず、
へさきにくくり付けて、ひっぱって帰る。
港まで帰る途中、その血の匂いにつられて鮫が襲う。
体に鞭打って老人は戦った。しかし、無情にも残ったのは口と、骨と、そして尻尾だけだった。

「魚なんか釣れないほうが良かったんだ…」

港に帰ってきた老人は、一人家へと引き上げていった。
次の日、残骸をくっつけている船を見て、港の漁師たちは仰天した。
こんな大きな奴は見たことがない。獲物は確かに食い散らかされたかもしれない。
しかし、老人の戦った証は残ったのだった。

老いた体で魚と格闘する事は、老人を戦士へ変える。
ヘミングウェイの特徴はハードボイルド・リアリズムというものらしい。
空間表現が中心で、老人の言葉も他人事のような感じで進んでいく。
簡単に言うと、感情移入がしにくく、登場人物の厚みが感じにくい。

読みやすくて、親しみやすい作品ばかり読んできた私には、少しとっつきにくい作品でした。


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