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お気に召すまま

2007年12月20日 20:27

『シェイクスピア』著 阿部 知二 訳 新潮文庫 194ページ

またまた恋のから騒ぎ…。
ということで、シェイクスピアの喜劇時代後半の作品。
例の如く人間関係がややこしく、最終的に4つのカップルが誕生というのだから、幸せ気分満載の作品。
西洋文学が苦手という人は、よく「カタカナの固有名詞が沢山出てくるから」と言う。
特にこの戯曲というのは、前置きなくいきなり話が始まるので、名前が馴染みにくい。
今回は更に輪をかけて、人間関係が複雑ときているので、
苦手な人にはちょっとややこしいかもしれません。
ただ、それさえクリアできれば、喜劇は比較的読みやすいと思います。

シェイクスピアの作品は、原作のあるのがほとんど。
巻末に書かれている解説によれば、それら原作を凌駕し、
劇作に作り変えている事が天才のなせる業だとか。

物語は公爵フレデリックが弟に爵位を奪われるところから始まる。
追われた兄(弟もフレデリックというからややこしい。本文では兄・弟で区別)は、
アーデンの森でアウトローな生活をしていた。
その娘であるロザリンドは、心無い弟の公爵に城を追われ、父を追ってアーデンの森へ向かう。
一方、弟のその娘であるシーリアは、ロザリンドと大の仲良しで、
彼女と一緒に城を抜け出すことを決意する。

しかし、貴族の娘2人が旅をするには何かと危険な世の中。
ロザリンドは髪を切り、男装をして出掛ける事にする。

一方こちらはロザリンドに恋する貴族の男オーランドー。
彼も似たような境遇で住まいを追われ、アーデンの森に逃れたものの、
愛するロザリンドの事が忘れられない。
恋をしている相手が目の前にいることも知らず、
男装しているロザリンドに、恋の治療を求めるオーランドー。
彼女はそれと知って、彼の愛を試そうとする。

最後には予想通り、男装を解いてめでたしめでたしという事になる。
しかし、そこまでにいくつかの人間関係も絡み合い、ロザリンドが
男装を解く事で、もつれた糸が一気にほどけて解決!という終わり方。

なんともシェイクスピアらしい結末といえばそうなのだが、
原作がある割に、毎回「シェイクスピアっぽい」と思えるのが、
前述した天才のなせる業というやつなのだろうか。


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