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ドイル傑作集1 ミステリー編

2009年10月08日 23:39

コナン・ドイル』著 延原 謙 訳 新潮文庫 252ページ

ドイルって、ホームズしかイメージなかったんですが、
本当はそれ以外の作品の方が多いんですね。

特定の主人公いない短編集で、オムニバス形式。
天才探偵が登場するわけでもなく、告白によって事件の解明が行われるようなのが多い。

収録されている作品は、ドイルが死の前年に、これまでの短編集を
カテゴリーごとに再編集した中で、「ミステリー編」と名づけた作品集から取ったもの。
例外として「五十年後」はオムニブックに加えられていない。

・消えた臨急    ・甲虫採集家
・時計だらけの男  ・漆器の箱
・膚黒医師     ・ユダヤの胸牌
・悪夢の部屋    ・五十年後

異色を放つのが、「悪魔の部屋」。およそ結末が肩すかしで、ドイルらしからぬ。
「五十年後」に関しては、訳者が雑誌に掲載して反響が大きかったため、
今回の短編集にも収録されることになったが、これはミステリーではなく、
妻が夫の帰りを貞淑に待ちづづけて感動の再会を果たす、王道ストーリー。

ドイルらしいなぁ~と感じたのは、「消えた臨急」。
とある紳士が、臨時急行列車を大金はたいて運行させた。
しかし、臨急は予定の駅には到着せず、こつぜんと姿を消したのだった…。
「時計だらけの男」なんかも、ミステリー性があってよかったと思います。

ただ…、やはりちょっと物足りないかなぁ、という気がします。
アイデアや奇異性は、他の作品と劣ってはいないのですが、「勢い」がなくて残念。
いわゆる「ハラハラ・ドキドキ」が、無い。

贅沢言いすぎですかね~。ホームズばかり読んできたので、その印象から入ったから感じるのかも。
やっぱりホームズは、キャラクター性で小説の魅力を押し上げてたんでしょう。
ちなみに、シャーロック・ホームズのシリーズはカテゴリー「コナン・ドイル」より。

新潮文庫から出ている傑作集は、「海洋奇談編」「恐怖編」と続きますが、
こちらの紹介も、おいおいしていきたいと思います。


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