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アクシデント 上

2009年07月23日 22:50

『ダニエル・スティール』著 天馬 龍行 訳 アカデミー出版 301ページ

アクシデント【accident】
不意の出来事。思わぬ故障。事故。 (Yahoo辞書より)

ほんの一瞬の間に、人生はガラリと変わってしまう可能性がある。

ペイジは二人のかわいい子供に恵まれていた。
姉のアリソンは、つぼみが膨らみ始めたような美しい少女だ。
弟のアンディーは、未熟児として生まれたが今では立派に成長して、素直で優しい少年になった。
そして夫のブラッドはハンサムで仕事のできる男だった。

ペイジは結婚してからの16年間と、これからの未来が幸福であると信じていた。
しかし、その幸せな家庭に突如としてアクシデントはやってきたのだ。

娘のアリソンはその日、門限の時刻を過ぎても帰ってこなかった。
ペイジは腹を立てて帰りを待っていたが、母親の当然の気持ちとして次第に不安が襲ってきた。
そんな時、一本の電話がけたたましく鳴り響いた…。

彼女の不安は的中した。娘のアリソンと、親友のクロエ、
そし二人のボーイフレンドを乗せた車が、対向車と正面衝突したというのだ。
ペイジは病院へ駆けつけた。クロエの父親のトライブも同様にやってきた。
こんな時に、夫のブラッドは運悪く出張へ出かけてしまっており、連絡がつかない。

二人の親にとって長い夜になった。
クロエは下半身に後遺症の残るケガを負い、アリソンは脳の手術を受け意識不明だった。
幸せな家庭は一変した。若い少女たちの長い人生に、考えられない負担が待ち受けているのだ。
アリソンについては、今後一生、植物状態が続く可能性も大きかった…。

ストーリーは単純なものの、重くのしかかる作品。
母親は強い。どんなことがあろうと現実を見て、逃げ出さない。
“親の愛は無償である”という言葉が何度も思い起こされる。
リハビリや後遺症による弊害などを考えると、絶望的な気持ちになる。
しかし、どんな不幸が襲ってきても、希望を捨てないペイジの姿は、
まさに母親の愛であり、忍耐だ。これは母親でないと書けない作品だと思います。

もしかしたら、明日は我が身に起りえるアクシデント。
その悲劇に遭遇した家族たちの物語です。


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