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敵意 下

2009年07月07日 19:13

『ダニエル・スティール』著 天馬 龍行 訳 アカデミー出版 323ページ

無事に社会復帰を果たし、弁護士事務所で働くことになったグレース。
男性不信だった彼女の前に、ついに心を許せる男性が現れた。

上巻の内容はこちら → http://hihidx.blog115.fc2.com/blog-entry-322.html
以下、内容の重要部分を含みます。

チャールズは誠心誠意、グレースをいたわった。
ついに彼女が過去の出来事を話した時も、彼女を信じ、憐れんだ。

二人は結婚した。子供も生まれた。
そのうち、人望が厚く、カリスマ性を持っていたチャールズは、
下院議員をやってみないかという誘いを受ける。グレースはもちろん賛成した。

チャールズの政治生活は申し分なかった。
グレースはその間に子供を虐待から救う救済団体活動を設立し、二人は忙しい毎日を送っていた。

絵にかいたような二人だったため、当然のことながら今度は上院議員の話が持ち出された。
チャールズの支持率は次第に向上し、何もかもがうまくいっているように見えた…。

急転する人生。彼女が忘れかけていた悪夢がその時よみがえった。
父親の殺害、刑務所での生活、モデルエージェンシー時代のスキャンダル。
すべての彼女の過去は暴かれた。それらは極上のフルコースのように、
マスコミの前に並べたてられたのだった…!

私がいつも残念だと思うのは、ダニエル・スティールの作品は、
ハッピーエンドがないということ。これだけ苦労した女性が、
最後の最後くらい、幸せに終わってくれたらいいのに…と考えてしまう。
勧善懲悪ではなく、「人生はこんなもの」というような不完全燃焼で終わってしまう。
先が予想できるようなストーリーだと思っていたら、肩すかしをくらったような感じだ。

現実を踏まえたような結末は、男性作家と女性作家の違いなのかもしれない。
それを不満に感じてしまうようなら、私はまだまだ子供だということでしょうか。


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