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Vの悲劇

2009年06月27日 21:32

『阿刀田高』著 講談社文庫 303ページ

阿刀田さんでは、あんまり読まない長編推理小説。
やっぱり阿刀田さんは短編の方が面白いかな。
文章の書き方も、その方がマッチしてるし、しっくりくる。

二つの謎が交錯する推理小説。
一つは死んだ父親に愛人がいた事実が判明し、その愛人の家に
主人公の安津子は行った記憶がかすかにあること。
その家で嗅いだ、香水の匂いが、父の葬式の時にも香っていたこと…。

もう一つは、自分の恋人の死。
不倫の仲だった智生は、安津子の友人、茂美の旦那だった。
友達の夫と恋仲になることは、安津子にとっても後ろめたいことだ。
これで最後…と思って、那須のコテージへ泊まりに行ったとき、
何者かによって、智生は絞殺されていた。
そして、現場に残っていたあの香水の香り…。

「香り」によってこの謎が結びつき、その先にどんな事実があるのか…。
ガッチガチの推理小説というわけではないし、残酷なシーンが出てくるわけでもないから、
肩肘張らずに読むことができます。
阿刀田さんによく親しんでいる人なら、いつものあっという落とし所や、
ブラックユーモアじゃないから、物足りないかもしれません。

こういう長編にも挑戦しているんだな~くらい。
前に阿刀田さんは、短編小説家が長編を書くときは四苦八苦すると
何かの折に書いていたことがありますが、これもそうなのかなぁ…とか考えました。
私のような素人が読む分には全く分かりませんけれどね…(笑)。


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