スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

グラント船長の子供たち 上

2009年06月26日 00:24

『ジュール・ヴェルヌ』著 大久保 和郎 訳 ブッキング 364ページ

ひひの中でナンバー1の作家ヴェルヌの登場です。
この人の感想を書くときは、自分の文章力のなさに歯がゆさを覚え、
声に出して称賛するときは、言葉が途絶えることがないのです。

1862年6月7日。グラント船長の率いるブリタニア号は遭難した。
彼が救出の希望を込めて海へ放った手紙は、瓶の中で腐食されながら大洋をさまよい、
ある勇敢な一行の手元へたどり着いたのだった!!

手紙の発見は、偶然だったのか、必然だったのか。それは神のみぞ知る。
しかし、それがエドワード・グレナヴァンを中心とした冒険者たちの手に入った限り、
グラント船長が救出されるのは、少なくとも必然となったのだ。

すぐに文章の解読を試みた人々は、グラント船長が遭難したこと、
そして彼は今、地球上の南緯37度で原住民に捕らわれている可能性があること、
救出を求めていることを知る。彼が残してきた子供たち、勇敢な少年ロバートと、
美しくも気丈な姉のなメァリは、父親の探索を申し出たグレナヴァンに当然のことながら同行した。

彼らはヨーロッパから大西洋を渡り、マゼラン海峡を通過、南アメリカ大陸の
西海岸から東海岸まで、南緯37度をくまなく探索するため、大陸を横切る事を試みる。

ここら辺からが、ヴェルヌの本領発揮!実にハラハラ、ドキドキ、そして感動の渦…!
グレナヴァンと、その従兄弟のマクナブズ少佐、ローバト少年と二人の水夫、
そしてヨーロッパ出発の際に船に間違えて乗ってしまった粗忽者の地理学者パガネル。
この六人が最初の南アメリカ横断の冒険者たちだった。

ヴェルヌは地底旅行や、海底二万マイル、神秘の島などで、様々な自然の困難を
主人公たちに立ち向かわせていますが、今回は「大平原の恐ろしさ」を大いに教えてくれます。
まるで作家が乗り移ったように、知識を披露してくれる地理学者パガネルは、
その愛すべき明るい性格と冗談も含め、ヴェルヌの知識の広さ、フランス人のユーモアを思わせます。

地震、狼との戦い、日照り…そして水の枯渇。
幾多の冒険者たちが、新大陸を切り開く際にぶつかったであろう困難を、パガネルの知恵、
少佐の冷静さ、ロバートの勇気、水夫たちの忍耐、そしてグレナヴァンの統括力で乗り越えていく。
旅の中での新しい仲間との出会いや、そそっかしいパガネルと、冷静な少佐の掛け合いも必見です(笑)。

いや、本当に期待を裏切らない作家です。まったく!!
時間をかけてゆっくり読みたい一冊。絶版になったのを、復刊ドットコムが一度再出版してますが、
今は新品で買うことはできません。でも、これは再度新版が出てもいい面白さだと思います。

地球儀をぐるぐる回しながら、その軌跡をたどる楽しさ!
勇敢な冒険者たちの旅はまだまだ続きます!


参考になった!という方はゼヒ押してくださいッ →  にほんブログ村 本ブログへ

スポンサーサイト


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://hihidx.blog115.fc2.com/tb.php/318-b2af7633
    この記事へのトラックバック



    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。