スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ニーチェ入門

2007年08月07日 21:34

『竹田青嗣』著 ちくま新書 237ページ

ニーチェはどうして、こうも特色ある哲学者なのか?
彼の生きた時代背景は、宗教は?という基本スタイルから入る入門書。

一度、「ツァラトゥストラ」のページをめくってみて、「ああ、こりゃダメだ」と感じ、
本書でもってまずは思想の外郭を理解しようと試みました。

ニーチェを代表する書、「権力への意志」や「人間的、あまりにも人間的」など、
その思想の変容とともに時系列で追っていく。
解釈がいかようにも取れるニーチェを、「入門」というに相応しく、
一番スタンダードであろうと思われる見方で解説してくれるので嬉しい。

キリスト教を社会的弱者の「ねたみ」の宗教と言い切ってしまう点など、
なんともまあインパクトの強い説明文で、分かりやすい。

では、なぜキリスト教を批判するのか、その上での超人の思想、
そして「永劫回帰」へ繋がるまでの関連性が理解できます。
全部概略を説明するのは難しいですが、無理のない流れで自然と納得がいく感じ。
これを読んだ後に、「ツァラトゥストラ」を読むと、このベースの解釈で読んでしまいますが…。

全体的にニーチェ思想のみスポットライトが当たっているわけではなく、
プラトンショーペンハウエルなどの影響のもと、思想の変遷を追うので、
哲学全体の繋がりも若干理解できたように思います。

しかし、竹田氏の考え方がすべてではないし、永劫回帰をする人間たちの
行くべき場所は何なのか、生きる理由は何なのか。
最後の最後で答えが分からなかった、矛盾が払拭されなかった印象。
(私が理解できてないだけかも…すいません!)

書評を見る限り、この本とライバル格扱いされてる、永井氏「これがニーチェだ」よりかは、
竹田氏の本書の方が、概要を理解するのには向いてるようですね。


参考になった!という方はゼヒ押してくださいッ →  にほんブログ村 本ブログへ

スポンサーサイト


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://hihidx.blog115.fc2.com/tb.php/3-341d3794
    この記事へのトラックバック



    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。