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2007年10月23日 19:40

『綿矢りさ』著 河出書房新社 120ページ

一番印象に残るのは、やはり現役女子高生が史上最年少で文藝賞を受賞した事実。
作品に入る前のインパクトが大きくて、過大な期待をしてしまう事は否めない。

女子高生がプチ登校拒否、小学生と組んでエロチャットのバイトを始める。
大まかにも、細かくにも内容はそんな感じ。インストールというタイトルにもあるように、
主人公の女の子はバイトを卒業して、また学校に通い始める。

第二次成長期に特有の不安定な無気力感や、
部屋のものを何もかも捨ててしまいたい気持ちなど、
きっと、当時の自分に小説を書かせたら多少は内容に盛り込まれそうな気持ち。

この本を読むことで、一番得られるものは「その頃特有の気持ち」だと思う。

本自体は、一時間以内で読める程度のもので、
終わりも駆け足で結論付けた感がある。
わざと遠まわしにして、抽象的に表現するような、
なんだか小恥ずかしさのこみ上げる小説ではある。

けれど、彼女が大人になって同じ小説を書こうとしても、
きっとこんな風には書けないだろうし、書こうとも思わないかもしれない。

この時期に脚光を浴びて、世に出た作品だからこそ意味があるのかもしれない。

実を言えば、これは友達から貸してもらったもので、自分で買ったわけじゃない。
賞をとった本というのは、ついつい「期待」から入ってしまうのが自分の悪い癖だからだ。
その意味では、女子高生が書いた!という先入観は良い方向へ働いたと思う。


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