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シャーロック・ホームズの思い出

2009年02月11日 04:06

『コナン・ドイル』著 延原 謙 訳 新潮文庫 350ページ

はあ~、やっとホームズ先生の本が古本屋で見つかりました。
いやあ、100円棚の中にこの青い背表紙を見つけた時は、
数ある本の中からその部分だけが、やおら光って見えましたよ。
ありがとう、ブックオフさん!!

今回もやっぱりがっつり面白かったです!
ホームズの兄マイクロフトが出てくる「ギリシャ語通訳」や、
宿敵モリアティ教授との「最後の事件」など、ファンにはたまらんです。
「グロリア・スコット号」は探偵業を始めるきっかけになった事件だし、
「マスグレーヴ家の儀式」は仕事を始めて受けた最初の依頼。
まさに「思い出」というタイトルにふさわしい。

この短編集でホームズシリーズはいったん終わりのように見えるが、そこは読み手の許さないところ。
世間からはもっと続きを!という要求が強く、ドイルはその後も多くの作品を残している。

ホームズは読むたびに「探偵小説はこういったものを指すのだ!」と思える。
訳者の延原氏が巻末の解説で書いていた、「探偵小説は読者の注意をひくため、
残忍な殺しが出てくるが、エロ・グロは必ずしも必要ではない」という意見は真髄を突いていると思う。
本来、探偵小説はその推理が面白いのであるから、例えばホームズがパイプを見て、
その持ち主がどんな人物であるか言い当てる推理が醍醐味と言えるのだ。
極端に言ってしまえば殺人すらも必要でない。ただそれが主題に持ってきやすいだけなのだ。

ホームズはいつも初めて会った人がどういう職業で、どんな経歴を持っているか簡単に言い当てる。
こんな「小さな推理」がたまらなく楽しい。そして短編には、そういった要素がたくさん詰まっている。
たまに、もうどうしてもシャーロック・ホームズが読みたくなる時があるけれど、
この不思議な魅力はいかんともしがたい。


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