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肉蒲団 上

2008年11月28日 20:55

『李笠翁』著 足利 光彦 訳 富士見ロマン文庫 246ページ

本を買うときよく利用するのがAmazon。小説を購入するのに、18歳以上警告が出たのは今回初めて。
そんなにエロいかなあ…?そうは思わないけど…。

あの魯迅も絶賛したという作品。
中国の4大奇書といえば、「三国志演義」「水滸伝」「西遊記」「金瓶梅」がありますが、
その中の「金瓶梅」といえば、ちょっとエッチで有名。この「肉蒲団」は、「金瓶梅」と並んで称される。

絶世の美女を妻に娶った未央生(ミオウセイ)は、それだけでは満足できず、
さらに多くの女と情交を結ぶべく、放浪の旅に出る。

まったくこの若者の姿の見事さや、立ち居振る舞いの水際だった様子、
その目や口や鼻や耳や肌や手や、足のすぐれた点を一つ一つ挙げていったら、
何十篇の詩が作れ、何百篇もの賛嘆の文が書けるありさま。
もともとこのような容姿に恵まれ、才知豊かであったため、未央生は自分にかなりの自信を持っていた。
しかし、ひとつだけ決定的な欠点があった。

「ナニが小さかった」のだ。

盗賊の兄貴分、賽崑崙と手を組んで女を手に入れようとするも、
「お前の持ちものじゃ、女を奪うには貧相すぎる」と言われてショックを受ける。
そこで術師に頼んでナニを大きくすることにしたのだが、その方法というのが
イチモツに四つの切り込みを入れて、犬のナニを移植するという壮絶なもの。

しかし、未央生の好色魂はそんなことをもろともしない。
「ああ、先生、そのようにしていただけましたら、本当に生まれ変わったようなものでございます!」

手術後は、あまりにでかくなるため、処女を抱くと殺してしまいかねないほどになるという。
期待に胸をわくわくさせ、今日で小さいナニとはおさらばとばかりに、
おつきの少年の後庭も楽しんで、さあ、いざ手術である。

何倍ものでかさに生まれ変わったイチモツをぶら下げ、ついにお目当ての美女、艶芳と結ばれる。
艶芳は夫のいる身だったが、ついに夫もその妻を差し出すことにし、晴れて二人は公然と愛を交わすようになるのだった。

ところどころに、性描写があるもの、中国というのはいやらしい単語をうまい具合に
雅な言葉に置き換えて語るもんだから、妙に艶やかになる。
男性にはなかなか楽しめる本じゃないかな…。

実はこのエッチな描写も、実は作者が作品を通して訴えたいことがあるため書かれている。
四大奇書に並ぶ評価を受けているのだから、当然と言えば当然で、ただのエロ本ではない。
しかし、この話は下巻での紹介にて。。。


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