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昭和婦人新文庫

2008年10月30日 01:24

『福山秀賢』編 大日本雄辯会講談社 303ページ

発行:昭和3年1月1日「婦人倶楽部」より。
昔の講談社が出していたんですね。昔の名前は、大日本雄辯会講談社…。
なんて読むか分からない…ゆうべんかいでいいのかな。

当時の「これからの女性はどうあるべきか」を淡々と説いた本。
女は家庭に入って男を支えるという考え方が、まだあたりまえだった時代の本なので、
少しずつ西洋文化が取り入れられていたとしても内容はやっぱり家庭中心。

今と決定的に違うのは、婚前に体の関係を結んではいけないってところ。
処女が神聖視されていたのがよく分かります。初夜の時に失望しないように、
「こんなもんなんですよ」という説明がしてあったり、夢を見過ぎないように忠告している。
結婚前に知っておかねばならない性知識…とは、何ともウブではないか。

構成は三つに分かれている。
「結婚前・結婚後の夫婦」
「出産に関する知識」
「最新美容法・主婦の常識」

恋愛に関する章が一番おもしろくて、男性優位の時代だから、
夫が浮気をしてもまず自分の落ち度を責めなさい…とたしなめられる。
そもそも、「男は好奇心の強いもの」で、「我儘で蟲のいいもの」なんだとか。

「男とは奇を好み目新しいものを愛する性情が多分にあるといふことです。
 男心と秋の空、これが男子に共通した性情の一つでありませう。
 しかしこれは男子が女性に対して軽薄だといふのではなく、
 先天的に賦与された男子の特徴でありますから、
 妻たる者はこの性情を十分呑み込んで置く必要があります」

…結局女性が我慢するんでせうか!?(笑)大和撫子とゐふのは気苦労の絶えないことよ。

「また、男は可なり旺盛な享楽的気分をもつてゐるものです。
 性的な話などは耳にもしたことのない清らかな家庭に育った初心な娘さんが結婚生活に入り、
 夫婦としての性的生活を営むと一種の驚異を感じさせられることもありませうが、
 しかし、夫婦には性の結合が案外大きな力となつてゐることを知らねばなりません」

…ははあ、このやうな女性は近年稀になったようでございますが…。

と、こんな具合で非常に面白い。下手な小説を読むよりかは、
こういった古書を読む方が参考になるかもしれませんね(何の?)。


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コメント

  1. 間借花 | URL | -

    初めまして

    コミュニティーのメンバーを辿ってたどり着きたる者です。
    記事、とても面白く読ませて頂きました。
    私にとっても、大変、興味深い内容の本です。

    実に多くの本を多種多様に読まれている様で、凄いなあ、と。
    これからも寄らせて戴きます。

  2. ひひ | URL | .mYluWXM

    はじめまして!

    ま、まさか古書に反応してくださる方がいるとは!
    ありがとうございます~!感激です!
    これを機に、ぜひ絶滅危惧種の大和撫子になっていただければと思います(笑)

    間借花さんのブログも拝見しました。
    なかなか自分にはない才能なので、
    創作活動のできる方はすごいです!

    こちらこそ、これからお邪魔させていただきますねッ

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