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神の吹かす風(下)

2008年06月15日 22:46

『シドニィ・シェルダン』著 天馬 龍行 訳 アカデミー出版 383ページ

また、やられてしまった…。
シドニィ・シェルダンにはいつもハメられる。
まさか、いや、そのまさかが本当は…。展開はいつにも増してスピードが速い。

上巻はこちら→http://hihidx.blog115.fc2.com/blog-entry-131.html

一度はルーマニア大使を断ったメアリーだったが、
ある事件をきっかけに、公式に大使に就任することになった。
パーティーに明け暮れる日々、大使館の中で盗聴器が仕掛けられない日はない。
メイドにも気は許せず、緊張の続く日々だった。

新米大使は、現地のスタッフたちに歓迎されていないようだった。
特に気に入らないのがマイク・スレードだ。
大統領からとても信任が厚く、ルーマニアの事も詳しい。
しかし、メアリーはスレードが自分を辞めさせるように仕向けているように思えて仕方ない。

そんな周りの対応を裏切るように、メアリーは予想以上の仕事っぷりを見せた。
イオネスク大統領に対して、彼をうまく手玉に取ることもあった。
とにかく彼女の大使就任は、大成功と言わざるを得なかった。

しかし、「神の吹かす風」は止める事が出来ない。
革命家のマーリン・グロンザは、暗殺のプロ、アンヘルなる人物の手で殺された。
それも、直接彼が手を下したわけではない。したことといえば買い物ぐらいのものだ。
次のターゲットはメアリーである。

彼女はそんな事に全く気が付かず、忙しい毎日を送っていた。
夜道に襲われそうになったのを救ってくれた医師のルイとの出会い。
気の張る一日の中でも、彼女に安らぎを与えてくれる人物との出会いだった。
しかし、魔の手は彼女の知らないところで迫っていく。

壁に赤いスプレーで書かれた脅迫文。コーヒーに入れられていたヒ素。
誰が信じれるのか、誰が敵なのか。
そして、「自主愛国者同盟」なる裏集団。
とてもフィクションとは思えない。
実際に世界はこのようにして権力が動めいているのだろうか。

今回の作品は、シェルダン氏の作品の中でもバックスケールが大きく、
ゾッとする恐ろしさを感じる作品でした。


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