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三姉妹探偵団

2008年05月07日 19:52

『赤川次郎』著 講談社文庫 291ページ

赤川次郎作品で新しい探偵たちが誕生。今度の探偵は三姉妹。
父親が出張でいないある夜…。次女の夕里子は奇妙な臭いに目を覚ます。

煙の臭い…火事だ!

慌てて姉の綾子と、妹の珠美をたたき起す。
命からがら窓から逃げ出した三人。
原因は放火。けれど事件はそれで終わらなかった。

なんと父親の部屋から裸の女性の遺体が発見される。
しかも、警察の調べでは出張だと思っていた父親は、なんと休暇届を出して行方不明。
当然殺人容疑で父親は指名手配されてしまう。

人のいいお父さんがそんな事をするわけない…。
三人姉妹は事実を解明するため、犯人逮捕に乗り出す。

誰が読んでも抵抗のない赤川次郎作品。
それは彼の作品に出てくるキャラクターの魅力が高いことと、
万人が共感できる生活感あふれる舞台設定。
この人の作品は、「すごい興奮した!」とか、「泣きまくった!」とか、
そういうのはないけれど、親近感が他の作家に比べてすごい。
数行読むだけでその世界に惹き込まれてしまうことは必至。

今回の主役の姉妹も相当キャラが濃くて、一番上の姉、綾子はおっとり屋さん。
極度の方向音痴で、うぶ。今時の子にしては珍しい。アルバイトで得意な事はコピー取り。
逆に末っ子の珠美は現実主義者。同じ親からよくもこんなタイプの違った子供が生まれてくるのかというくらい。
探偵業を営むにつき、お金の管理をするのも珠美で、切り詰めた末に「売春でもするか…」とつぶやく始末。
そうなってくると、一番まともなのが次女の夕里子で、探偵業も主に彼女が中心になって動いていく。
そのフットワークの軽さは一緒に行動する刑事の国友も一目置くほど。

そんな三人三様の姉妹が、なんだかんだで犯人を追いつめていく様は、
なんだか現実離れしているようで、身近な感じがするから不思議だ。
やっぱり赤川次郎氏は推理小説作家という感じではないよなあ…と毎回思います(笑)。


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