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シェイクスピアを楽しむために

2008年04月01日 22:29

『阿刀田高』著 新潮文庫 400ページ

久々…でもないかな。の阿刀田作品。
阿刀田さんの作品ってミステリー読んだこと無いから、こういう教養書ばかり書いてる人かと思ってました。
読めば読むほど知識の深さに驚かされますが、それを鼻に掛けない書き方をするのがGOODです。

シェイクスピア作品は、このブログでも何回か紹介してきました。
大きく分けると、悲劇、喜劇、史劇の三つに分かれるんですが、そういや史劇は紹介してないですね。
やっぱり難しいし、名前がややこしいし、喜劇とか悲劇とかの方が読んでて楽しいですもんね。

内容は四大悲劇、ロミジュリ、喜劇が数本に史劇、それにジュリアス・シーザー。
有名どころをだいたい網羅して紹介されてます。
シェイクスピアを全く読んだことが無いとか、知りたいとは思うけどなかなかね~という人にはお勧めです。
お手軽にそれぞれの作品の概要をつかめます。ただ、知ってる人にはちょっと物足りないかな。

シェイクスピア作品は、阿刀田さんも本書の中に書いてるとおり、寄り道が多い。
とりあえず盛りだくさんに要素を詰め込んで、それで大衆にウケたらOK!みたいなところがある。
だから、紹介する方も大変だったろうなあ…と思う。本書も、紹介に文を取られてしまって、
その分、内容を知ってる人には飽きてしまうところがあるだろうと思います。

ところで…西洋文学を読んでていつも感じるのは、
…キリスト教とギリシャ神話ってすげえ浸透力だな。ということ。
前に読んだ神曲にしても、いきなりローマの詩人ウェルギリウスが出てきたりして、
いや、知らんがな、あんた誰?みたいな場面が多々あって…。
そういう時代背景とかを知らないと、海外の文学って手が出しにくくなるんだと思います。
その点、阿刀田さんの解説書シリーズは親切丁寧に教えてくれるので、とっつきやすい。

他にも当時の舞台設定とか、シェイクスピアの生涯とかもよく分かるので、
奥さんはいたの?子供は?どんな身分の人?という疑問に答えてくれます。
印象としては、あんまり家族思いじゃなかったのかな?という感じ。
出来ちゃった婚で結婚して、故郷を飛び出して役者になって、儲けてから地元に帰って余暇を過ごしたようです。

そういう裏話的なところまで余すところなく紹介してくれているので、初心者の方には楽しいところ。
私も読んだことのないジュリアス・シーザーや、ウィンザーの陽気な女房たちはとても読みたくなりました。
「旧約聖書を知っていますか」と「新約聖書を知っていますか」をセットで読んだあとに、
できたら「ホメロスを楽しむために」を読んで、解説書シリーズに取り組むとなお良いかもしれません。


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