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ポー詩集

2009年04月30日 23:50

『ポー』著 安部 保 訳 新潮文庫 110ページ

すると漆黒のこの鳥は、厳しくまた物々しい顔付で、
私の悲しい思いをまぎらして微笑へ誘えば、私はたずねた。
「たとえお前の冠毛は剥がれそがれてはいるけれど、
 きっと夜の国の磯からさまよい出た 臆病な、
 いろ青ざめてもの凄い、老いぼれた大鴉ではあるまい、
 夜の、冥府の磯でお前の立派な名前は何と呼ばれるか」

 大鴉はいらえた、「またとない。」


有名な「大鴉」の一部を抜擢。
なんとも独特の雰囲気は、この一節だけでも充分お分かりいただけるかと。
詩にはとんと疎いので、どうにも評価しにくいのですが、
こういった分野も、少しずつ理解していかねばなあと思う今日この頃。日々精進…。

ポーは気になっていた作家で、「モルグ街の殺人事件」など
小説も買ってはいるのです。私見ですが、詩を先に読むべきではなかったかもしれない。

巻頭にポーの生涯の歩みが簡単に紹介されており、
それが思いのほか詩を読み進めるにつき役に立ちました。
2歳の時に両親と死別し、養子になる。
その後、学校で学ぶが方向になり、酒と麻薬におぼれる。
結婚はしたが妻はポーを置いて死に、彼ものち謎の死を遂げる…。

ただ、彼の影響はその後の多くの詩人に影響を与えることになる。
日本でも江戸川乱歩が彼の名前に由来を置くのは有名すぎる話ですね。

ただ…うーん。正直、詩に関しては自分の想像力が追い付かない。
言葉の美しさも日本語にしてみれば、正規の楽しさが失われてしまっているでしょう。
ポーのもつ雰囲気は少なからず伝わりますし、読みやすくもありますが、
いかんせん深い内容まで簡単に理解はできません。

ポーに興味のある方、小説以外の分野に通ずるかた、
そういう人たちには楽しんでもらえるかと思います。


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七つの怖い扉

2009年04月30日 23:26

『阿刀田高・小池真理子・鈴木光司・高橋克彦・乃南アサ・夢枕獏・宮部みゆき』著 新潮文庫 236ページ

7人の大物作家が楽しめる!
大好き阿刀田さんに、宮部さん、「リング」の鈴木さんなどなど…
他にも豪華キャストです。すばらしいっ!なんてお得なんでしょう。

「迷路」 阿刀田高
「布団部屋」 宮部みゆき
「母の死んだ家」 高橋克彦
「夕がすみ」 乃南アサ
「空に浮かぶ棺」 鈴木光司
「安義橋の鬼、人を噉らふ語」 夢枕獏
「康平の背中」 小池真利子

怖さ…というのにも質の良さがあるんだなあと実感します。
よく日本のホラーは恐怖の質が違うといわれますが、
ハデさはないけど、じわじわくる。最後に鳥肌が立つあの感じ。

消えてなくなる井戸の死体
母親の自殺した部屋で見たもの
愛した男の後ろ姿

正直、「怖っ」とその場では思わないけれど、ふと寝るときに思い出したりします。
そんで一人で薄気味悪くなってたりします。

同じ短編ホラーでも、こんなに作家によって違うもんなんだなあと思いました。
無邪気さの中に気味悪さを見せる人もいれば、言葉一つに効果をつける人もいる。
阿刀田さんは文句なしにやはり上手い。ひいき目で見てるかもしれませんが、
落とし所が全く想像できない。180度変わる内容は驚嘆につきます。

どれも短いながらも情景が思い浮かべることができる作品ばかり。
個人的に怖かったのは「康平の背中」でしょうか。
こうして手をつける作家がどんどん増えていくのですね…。


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踊る男

2009年04月28日 01:18

『赤川次郎』著 新潮文庫 196ページ

久々の赤川さん。
古本屋でのこの人のスペースは半端なく広いですね。
5~6段分くらいはゆうに占拠してます。
三毛猫ホームズのシリーズなんかは40作もあるんですね。
シリーズは制覇しないと気が済まない某氏は、なかなか手が出せないそうです。

今回はショートショート34篇収録。
赤川さんのショートショートは初めて読みました。
この分野はユニークさと落とし所が勝負だと思うのですが、
赤川さんもこの分野に関してのお力を充分に持っておられるようで、
一般人には思いもよらない着眼点でオチを持ってこられます。

初めて読む人に、ショートショートとはこういうものなんだ、
というお手本になる一冊だと思います。
最後の一行でガラリと変わるお手並みは、
いろんな作家のショートショートと是非読み比べていただきたいところ。
それぞれの「味」というものがあって、楽しめると思います。

個人的に好きなのは「命取りの健康」。
ジョギングを始めた夫が、せっかく痩せたのに食べて太り、
またジョギングをしては食べて太りを繰り返していた理由…。

「むだ遣いの報酬」なんかは夫の小遣いを切り詰める奥様方が身につまされる内容。
ネタが言えないところが非常に残念なところです。
読みやすく、流れがとても整っているのですぐに読み終わってしまいました。


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ピーター・パン

2009年04月27日 23:30

『ジェームズ・バリー』著 本多 顕彰 訳 新潮文庫 120ページ

今月のリミットが近づいてきました。悪戦苦闘のひひです、こんばんは。

子供はもともと人間になる前、みんな小鳥でした。
生まれて2,3週間は少し乱暴で肩の翼のついていたところが非常にむずむずします。
ピーターは生まれて7日目に家の窓から飛び立ちました。
そうして人間になることをのがれて、妖精との合いの子になったのでした。

ケンジントン公園の門が閉じられると、そこは妖精の世界になるのでした。
ピーターは最初、鳥の島にいましたが、そこから妖精たちの所へ行くようになりました。

不思議な冒険が繰り広げられ、一見朗らかな作品に思えるのですが、
ピーターが母親のもとに戻りたくて、家まで飛んで帰ってくると、
窓には鉄格子がはめられ、母親は違う子供を抱いているのでした。

もちろん母親はわが子が突然いなくなったことで悲しみ、
新しい子供を育てることになったけれど、またその子が
窓からいなくならないように鉄格子をはめているだけなのですが…。

このシーンを読んだ時に、とてもつらく悲しい気持ちになります。
童話独特の切なさというのでしょうか。

ピーター・パンはどうしてもディズニーのイメージが強いので、
フック船長と戦う冒険の印象がありますが、原作の雰囲気は違うものですね。
幻想的な妖精の世界を楽しむことができます。
姉妹編の「ピーターとウェンディ」もどういう内容なのか気になるところです。


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シッダールタ

2009年04月25日 23:57

『ヘッセ』著 高橋 健二 訳 新潮文庫 164ページ

シッダールタというのは仏陀の名前(ゴータマ・シッダールタ)。
仏陀は「悟った人」という意味で、名前ではない。

このタイトルからして、仏陀の話かと思いましたが、違ったみたいです。
これはヘッセ自身の物語である。

主人公シッダールタは、生まれ故郷を出て親友ゴーヴィンダと沙門となる。
苦行を重ね、真我へ至る道を探し続けた。
ある時、彼等はゴータマという聖人に出会う。
ゴーヴィンダは彼の弟子になり、そこへ留まる。
しかし、シッダールタにはゴータマが真我を語っているとは思えなかった。
彼は親友と別れ、遍歴を続ける。

シッダールタが行きついたのは川であった。
川の流れからすべては過去も未来もなく、ひとつの完全体であることを悟る。

インド仏教は詳しく知らない身には馴染みが薄い思想ですが、
ヘッセの作品を通して涅槃とは、解脱とは…というのが少し理解できました。
参考までに→仏教(上)第一部
         仏教(下)第二部

ヘッセは「人間の奥底の心理」を書きだすのがすごいなあと思います。
デミアンでもそうでしたが、つまるところ人間は「「自分」を一番知らない。
そういうところから始まって、見ようとすればするほどそれが見えにくくなるという事を説く。
この基本からスタートして、仏教思想へ繋がるのはとても自然な流れのように感じる。

ヘッセ自身も、この境地へすぐにたどり着いたわけではなく、
三年の禁欲の後に、作品にまですることができたのだそう。
私的には、少し難しいかな…というのが正直な印象。
詩人ヘッセの言い回しが(訳者の言い回しか?)少し合わないのもあり、
読むのに時間がかかってしまった一冊でした。


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ジョークなしでは生きられない

2009年04月24日 00:41

『阿刀田高』著 新潮文庫 327ページ

三人の娘を無事に嫁がせ、亡夫の年金でつつましく暮らしている
未亡人のもとに三人の娘が里帰りして来た。

母親が、「みんないいご主人を持ってしあわせそうだけど、
御主人の持ち物はどんなぐあいだい?あのほうに不足はないんだろうね」
すると長女が答えた。「うちのは細いけど長いわ」未亡人がうなずいて、
「そうかい。さじが壺のそこまで届くのはいいものだよ」
次女が答えて、「彼のは短いけど太いわ」
「ピッチリびんの蓋がしまるのもわるくないねえ」
三女が顔を赤く染めて、「うちのは細くて短いの。でも毎晩かかさずにやってくれるわ」
未亡人は深くうなずいて、「そうかい、そうかい。たとえわずかでも年金がきまっておりるのは心強いからねえ」


と、こんな具合に小咄たくさん盛り込まれたショートショートが、ざっと90篇。
もともと小説新潮のカラーページに連載されていたもので、軽くて読みやすい。

内容は上のような、ちょっとエッチなジョーク満載。
阿刀田さんのお得意の分野ですね~~。
思わず吹き出してしまうのもしばしば。
巻末の「広辞苑」ならぬ「広辞艶」も味が効いている。

人間だれしも興味ある事ですから、読んでて疲れません(笑)。
カラーページといえども侮れませんね、これだけ同じテーマで
90篇も書いてるのに、文庫にまとめられても飽きない。

最後に広辞艶の「ヒ」の段から。

ヒットラー … 自己主張の強い人であった。
         だから挿入の時にも彼はハッキリと自分の名を叫んだ。
         「はいる、ヒットラー!」


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斜陽

2009年04月21日 00:40

『太宰治』著 新潮文庫 206ページ

おもしろい。

太宰治で素直にそう感じたのはおそらく今回が初めて。
作品自体の出来がいいから…というのもあるでしょうが、
それ以上に作家の考え方がやっと自分に染みてきたのだと思います。

津軽のお金持ちの家に生れ、六男坊という家長制度下では
さして重要でない立場にいた太宰は、乳母や下男と親しみ育った。
周りからはお金持ちのことして特別扱いを受けるが、
やがてその地位が他人を搾取した上で築かれたものである事に気づく。

デモクラシーやマルキシズム運動の流れが主流になりつつある頃、
自分の立場が罪に感じ、その運動に参加することで紛らわしていた。
しかし、徐々にその運動にも違和感を覚え、残る道は自らの死だけであると思い、自殺を図る。

「人間失格」では、真に人間であろうとするほど、この世は生きにくいものなのだ…
という主張が読み取れたが、そこから分かるように元来この作家は純粋すぎたのだ。
ただ、太宰治は「負」の作家というだけではない。「走れメロス」のような人間の可能性、
希望を(それは理想に近いかもしれないが)見出そうともがいた作家だった。

さて、「斜陽」では4人の人物が登場するが、それが一人一人太宰治の姿なのだと分かる。
気高く最後まで「貴族」でありたいと願う自分(階級的な貴族ではなく、心の気高さをもつ意味の「貴族」)。
コンプレックスに悩み、デカダンに遊楽し逃げている自分。
それぞれが揺れ動く作家自身を投影している。

太宰治の人生を知ったとき、私たちは作品の中に彼自身を見つけることになる。
その悩みに同調し、かくもこの世は生きにくいと心は揺れ、その中でも希望を見つけたいと望む。
「斜陽」では、その悩みを映しているのが自殺をする弟、直治であったり、
流行作家だが虚しい放蕩の毎日を繰り返す上原であったりする。
逆に、気高く死んでいくママや、主人公のかず子なんかは「希望」であったりするのだろう。

太宰は40歳を手前に自殺するが、最後の作品となった「グッド・バイ」や、
ひとつ前の「人間失格」が物語るのは「かくもこの世は生きにくい」ということだ。
最終的に彼の行きついたところは、やはり「希望はあくまで希望であった」ということか。
はたしてそれは定かではないが。


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片恋・ファウスト

2009年04月19日 23:00

『ツルゲーネフ』著 米川 正夫 訳 新潮文庫 174ページ

「はつ恋」以来のツルゲーネフ。
悲恋作家のイメージが強いですが、もっと重いテーマが多いロシア作家の中では、
まあ普通の重さくらいでしょうか。他がヘビーすぎるんでしょうね。

「はつ恋」→http://hihidx.blog115.fc2.com/blog-entry-167.html

タイトルからして惹かれる「ファウスト」は、その名の通りゲーテの「ファウスト」を
題材にとりいれたもので、今まで読んだツルゲーネフの中ではダントツ1番面白かったです。

完成された理論のもと育ってきたヴェーラは詩や小説を読むことを
母親から固く禁じられていた。夫を持ち子供が生れ、母親が死去した後も、
その戒めを破ることなく守っていたが、ある日遠い昔に彼女に求婚したことのある「僕」に再会する。

この物語は「僕」がヴェーラに再び会い、その後の経過を語る手紙形式で進んでいく。
彼女が今まで「詩」を読んだことがないことに驚いた「僕」は、ゲーテの「ファウスト」を朗読して聞かせる。
ヴェーラはひどく戦慄を受け、次第に文学の世界へ落ちていく。

しかし、文学の世界とは、それすなわち愛欲の世界を知ることに他ならなかったのである。
「ファウスト」を読んだことのある人なら、グレートヒェンをご存じと思いますが、
悪魔メフィストの力によって若返ったファウスト博士が恋をする相手がグレートヒェンだ。
しかしその恋は、婚前交渉と嬰児殺しの罪でグレートヒェンが死罪になるという結末に終わる。

ヴェーラは「僕」を愛し始める。しかし、それは自分にもともとあった純潔な規律には相反するものだった。

…と、ここまで書いてしまうと結論が見え見えですね。申し訳ありません。
この「ファウスト」のストーリーとのからみが、すごく気に入ったので書かずにおれませんでした。
ツルゲーネフの人間考察が、ゲーテを土台にして語られる…という点が面白い。
ロシア作家の中では印象が薄いですが、自然の描写とかは結構イケてると思うのですが、なぜでしょうか…。

また「ファウスト」も読みたくなってきました…。ここ最近、昔読んだ本をまた読みたくなるという
回帰現象が自分の中で起こっています。ブログを始める前に読んでいた本も、
面白かったものがあれば、また紹介していきたいものです。


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シャーロック・ホームズ最後の挨拶

2009年04月06日 23:49

『コナン・ドイル』著 延原 謙 訳 新潮文庫 310ページ

ホームズの文庫を読むごとに、あぁ…あと×冊で読むのがなくなってしまう…と考えてしまう。
私も残すところ、「シャーロック・ホームズの叡智」だけになってしまいました。

この本で注目したいのは、やはり「最後の挨拶」。
ドイルはこれを書いたあとに、12篇の作品を手掛けているけれど、
話としてはこれが最後の事件ということになっている。

隠居して田舎で養蜂をしていたホームズが、
久しぶりにワトスンと再会して事件を手掛けるというものだ。
この時でホームズの年齢は60才くらい。
私の中で彼はサザエさん並みに年をとらないですが(笑)。

今回は全体的にユニークな作品が多かったかなと思います。
切り取られた耳が塩漬けになって送られてくる「ボール箱」、
ホームズの兄マイクロフトと共に、国家機密の潜航艇設計図を取り返す、
「ブルース・パティントン設計書」、スマトラの伝染病にかかり、
死にかけのホームズが奇策を弄する「瀕死の探偵」なんかは、
ワトスンとの友情が輝いてて、とても好きですね。

友情の話が出ましたが、一番最初に読んだのが「冒険」だったのですが、
この時から比べたら、ホームズとワトスンの関係というのは
実に深くなったものだなあと思います。
登場人物たちの変化が、読む側のスピードと同化して
いつのまにか溶け込んでいたのだなあと思うと、少し嬉しいですね。

このブログでは、当初からホームズシリーズは絶賛してきましたが、
ここまでくると余計な書評は無用というもの。それに、ここまで読んだ人なら、
おなじみの警官の名前や性格、ベーカー街の雰囲気、
ホームズの感情表現の仕方など、あたりまえのようにドイルの世界が
頭の中で描かれているのではないでしょうか。

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猫を数えて

2009年04月03日 00:56

『阿刀田高』 講談社文庫 314ページ

最近読むのが増えてきた阿刀田さんの短編。
日常生活に追われている時は、やっぱり基本的に
「読んでて疲れない本」を手に取ってる気がします。

難しい本も面白いけれど、やっぱり阿刀田さんの名前があると、
優先的に手を伸ばしてしまう。かといって軽いわけではないのがこの作家のスゴイところ。
一冊だいたい、短編が10篇で「ははぁ、なるほど」と思える節は幾度かある。

今回は男女の恋、それも大人の恋をテーマにしたものが多かった。
その中でも、私の「なるほどなあー」は、恋愛の4分の1確率の話。

「そう。簡単なことだよ。男と女がいて、どっちも関心がなきゃ、なにも起こらない。
 男が好きでも女が厭なら、これも駄目。その反対に女が好きでも男が厭なら、やっぱり駄目。
 男が好きで、女も好きで、このときだけうまくいく。確率は四分の一だな。
 うまくいかないほうが三倍多いんだ」    (第五話 『恋の確率』 より)

この発想はすごい。もちろん人間の感情はそんな単純なものじゃないと思うが、
こんな風に言われてみれば妙に説得力がある。

阿刀田さんの短編は、そういう「絶妙」な言い回しが多い。
だから読んでて飽きない。大きなテーマを積み上げて積み上げて、ワッと出すのでなく、
現代的なアフォリズムを小出しにしていく感じ。

この奇妙な共鳴が、短編ファンの多い理由なんだろうと思う。


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