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陰謀の日 下

2009年06月17日 23:25

『シドニィ・シェルダン』著 天馬 龍行 訳 アカデミー出版 362ページ

UFOを目撃したという人々を一人、また一人を発見していくロバート・ベラミー中佐。
そしてついに、最後の目撃者を見つけようとしていた。

上巻内容はコチラ→http://hihidx.blog115.fc2.com/blog-entry-314.html
以下、内容の重要部分を含みます。

最後の目撃者はハンガリーで発見した。
ラズロ・バシフケテはカーニバルの主催者だった。
これで任務完了、こんな仕事はやめてしまおうと思っていた時、
ラズロがもう一人目撃者が現場にいたと発言する。

一通りの調査を終えたことで、彼は国家安全保障局のヒリヤード将軍へ報告を終えた。
その後、ふとした懸念から、最初にコンタクトをとった目撃者のもとを訪れるが、
すでにその人は他界したという…。いやな予感がベラミー中佐を襲う。

一人、また一人、見つけた目撃者へ電話をかけてみる。
「教授は実験中の爆発事故で亡くなりました…」
「かわいそうに彼女は、あんな若さで…」
「神父さまは睡眠中に…」

自分が探し当てた目撃者たちが全員他界している。
彼がこの件を報告したのはヒリヤード将軍ただ一人だったはずだ。
いったいこの背後に何があるというのか…!?

人探しの前半部分から、逃げる側に逆転する後半、流れは単調で少し残念。
シドニィ・シェルダンならでは!という場面が少なかったかな。
離縁した妻との思い出のシーンも、結局はそう重要でもなかった気がする。

よくあるSFのチープさだけには陥らないでほしかったけれど、結末に関しては、う~ん…(笑)。
むしろ、巻末のエイリアン報告に関するレポの方が興味深かったです。
本当にこういったUFOの事実が、大規模な隠蔽工作で隠されているのだろうか。
初めにこのレポを読んでいたら、もっとリアリティが持てたかもしれませんね。


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陰謀の日 上

2009年06月17日 00:24

『シドニィ・シェルダン』著 天馬 龍行 訳 アカデミー出版 267ページ

久々のシドニィ・シェルダン。さくさく読み終わりました。
珍しく男の主人公で新鮮に感じました。

海軍情報局に所属している、ロバート・ベラミー中佐は、
朝六時に国家安全保障局へ出頭するようにと命令を受けた。

そこで彼に命じられた任務は途方もないものだった。
それは、彼のいるアメリカから5千キロも離れた彼方で起きた、
気象気球の墜落現場を目撃した人々を探すというものだった。
目撃者はスイスの観光バスでたまたま、事故当時に現場近くに
居合わせた人々だった。国籍も名前も分からない人間をどう探せばいのか。

中佐はエリート中のエリートだった。
その輝かしい功績が買われての今回の任務だったのであろうが、
命令を下したヒリヤード将軍によると、調査は単独で行い、
誰にも他言はしないようにとのことだった。

スイスへ飛び、目的の観光バス会社を探し当てたベラミー中佐は、
一人、また一人と目撃者を見つけては、報告していった。
しかし、その調査を続けるうちに、ある事実が発覚してきた。
目撃者の証言によると、現場に墜落したのは気球ではなく、
なんとエイリアンの乗ったUFOだったというのだ…。

シェルダン氏の書く話にしては、少し異色の作品です。
SFというのはともすれば陳腐になりがちのところ。
ここをどういう具合にこれから話を持っていくのか、
そこが腕の見せ所になるのでしょうか。後半へ期待です。


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神の吹かす風(下)

2008年06月15日 22:46

『シドニィ・シェルダン』著 天馬 龍行 訳 アカデミー出版 383ページ

また、やられてしまった…。
シドニィ・シェルダンにはいつもハメられる。
まさか、いや、そのまさかが本当は…。展開はいつにも増してスピードが速い。

上巻はこちら→http://hihidx.blog115.fc2.com/blog-entry-131.html

一度はルーマニア大使を断ったメアリーだったが、
ある事件をきっかけに、公式に大使に就任することになった。
パーティーに明け暮れる日々、大使館の中で盗聴器が仕掛けられない日はない。
メイドにも気は許せず、緊張の続く日々だった。

新米大使は、現地のスタッフたちに歓迎されていないようだった。
特に気に入らないのがマイク・スレードだ。
大統領からとても信任が厚く、ルーマニアの事も詳しい。
しかし、メアリーはスレードが自分を辞めさせるように仕向けているように思えて仕方ない。

そんな周りの対応を裏切るように、メアリーは予想以上の仕事っぷりを見せた。
イオネスク大統領に対して、彼をうまく手玉に取ることもあった。
とにかく彼女の大使就任は、大成功と言わざるを得なかった。

しかし、「神の吹かす風」は止める事が出来ない。
革命家のマーリン・グロンザは、暗殺のプロ、アンヘルなる人物の手で殺された。
それも、直接彼が手を下したわけではない。したことといえば買い物ぐらいのものだ。
次のターゲットはメアリーである。

彼女はそんな事に全く気が付かず、忙しい毎日を送っていた。
夜道に襲われそうになったのを救ってくれた医師のルイとの出会い。
気の張る一日の中でも、彼女に安らぎを与えてくれる人物との出会いだった。
しかし、魔の手は彼女の知らないところで迫っていく。

壁に赤いスプレーで書かれた脅迫文。コーヒーに入れられていたヒ素。
誰が信じれるのか、誰が敵なのか。
そして、「自主愛国者同盟」なる裏集団。
とてもフィクションとは思えない。
実際に世界はこのようにして権力が動めいているのだろうか。

今回の作品は、シェルダン氏の作品の中でもバックスケールが大きく、
ゾッとする恐ろしさを感じる作品でした。


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神の吹かす風(上)

2008年06月07日 23:24

『シドニィ・シェルダン』著 天馬 龍行 訳 アカデミー出版 260ページ

ハラハラしたい時に読む作家と言えば、やっぱりこの人の作品ですね。
シェルダン氏の多数ある著書の中でも、男性が主人公なのは
今まで一作しか読んだことがないくらい女性が活躍しますが、
今回も例に漏れず美人が主人公です。

大統領就任で沸くアメリカ。新大統領のポール・エリソンは、東欧諸国に対する
「国民外交」に使命を燃やしていた。もちろん最終目的は世界平和である。
そのためにも、まずルーマニアへ大使を派遣し、外交を行う必要があった。
しかし、問題はその大使を誰に任命するかだ。

メアリー・アシュレーは大学助教授である。
東欧の政治学を専門に扱う極めて聡明な、美しい女性だった。
夫のエドワードは医師をしており、二人の間には可愛い子供が二人いた。
「私は世界一幸せな人間だわ」
何の不自由もなく、夫には深く愛され、充実した毎日を送っている。

ルーマニアでは大統領イオネスクの独裁が続いており、
彼を脅かす革命家、マーリン・グロンザは命を狙われていた。
目下フランスの保護の下、匿われているグロンザだったが、
折を見てルーマニアに戻り、革命を起こすチャンスを狙っていた。

ルーマニア外交を進めるアメリカ大統領。
東欧政治学の優秀な女教授。
革命家とその暗殺をたくらむ影。

この三つのポイントが絡み合って話は進んでいく。
メアリーは突然ホワイトハウスから電話を受ける。
ただの片田舎に住む30を過ぎたオバサンが書いた東欧外交に関する論文が、
大統領閣下の目に留まったというのだ。

民間からの起用を望んでいた大統領は、じきじきにメアリーへ依頼するという行動に出た。
しかし、夫もいれば子供もある身。メアリーは一度は名誉ある仕事を断るが…。

日本で翻訳されているシェルダン氏の作品順からいえば後半のもの。
場面展開が速く、同時進行で他の犯罪が動き出す。
そこらへんの話の進め方はだいぶ手馴れたもの。
無駄のないストーリーの流れです。

シェルダン氏のパターンは、焦らして焦らして最後に爆発!みたいなのが多いので、
今回もそうであると期待して読み進めていくことにします。


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空が落ちる(下)

2008年02月07日 20:28

『シドニィ・シェルダン』著 天馬 龍行 訳 アカデミー出版 323ページ

シドニィ・シェルダン氏が亡くなったのはごく最近の事ですが、素晴らしい作家をなくしたんだなあと実感します。
日本では大々的なニュースにはなりませんでしたが、ファンにとっては衝撃的だったと思います。
こうして今、彼の作品を読んでいると、その時のショックがよみがえる想いです。

前回までのあらすじはこちら→http://hihidx.blog115.fc2.com/blog-entry-60.html

ダナはタイラー・ウィンスロープに関する調査を続けていた。
聖人君子の皮が剥がれ始め、金で事件をもみ消した跡が次第に明らかになっていく。
しかし、犯人は特定できず、容疑者は増えるばかり。ダナは行き詰まりを感じていた。
そんな彼女をマークしている何者かは、確実に彼女を始末できる準備を進めていた。

タイラーがアメリカの駐ロシア大使として仕事をしていた事に興味を持ったダナは、その事で調査するためモスクワへ飛んだ。
タイラーが残したという「最後の空白が埋まった」という言葉と、「ロシア企画」というキーワード。
その真相を探った結果、ダナが目にした事は、とてつもない裏社会だった!

想像していたのをはるかに上回るスケールでびっくり。
後半になるにつれて、アメリカ的に緊張感が加速していく。
読んでいる時の私の眼は、きっと充血して見開いていたでしょう。

絶体絶命の緊迫感、裏切りの連続。
危ない、ダナ~!!早く逃げて~~!!心臓に悪いですね、この本は。
有名どころと比べてしまうと、ちょっと物足りないな~と上巻では思っていましたが、
そこはやっぱりシェルダン氏。油断できません。おじいちゃんが、
こんな切迫したストーリーを書いていたなんて、ちょっと信じられません。

読書嫌いの友達が「何か私にも読める本ない?」と聞いてきたら、
私は迷わず彼の作品を薦めることにしています。


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空が落ちる(上)

2008年01月26日 15:31

『シドニィ・シェルダン』著 天馬 龍行 訳 アカデミー出版 302ページ

上院議員候補のゲーリー・ウィンスロープが殺害された。
ウィンスロープ家は世に知られた一族だった。栄誉ある地位を占め、
多額の寄付を行い、誰しもその名を知らぬものは無かった。
しかし、突然悲劇が起こる。一家の長であるタイラーと、その妻が火災で死んだのだ。
その後、一族の誰かが一人、また一人と死んでいく。
そして最後の生き残りであるゲーリーまでもが死亡した。

ダナはレポーターとして、サラエボで活躍したヒーローだった。
現地から片腕の無い少年ケマルを連れてきて養子にし、
スポーツコメンテイターのジェフと婚約をしていた。
サラエボから帰った現在のダナは、人気アナウンサーとして働いていた。
が、ある朝突然ゲーリー殺害ニュースが飛び込んできた。
ゲーリーと知り合いだった彼女は違和感を覚える。

「一年以内に、一家全員が死ぬなんて偶然に起こることじゃない」

悲劇の裏に何かがあると察したダナは、単身調査を始める。
しかし、誰に話を聞こうとウィンスロープ家の人々に関する話は同じだった。
「彼らは素晴らしい一家で、慈悲深く、今回のことは悲劇としか言いようが無い」
自分は考えすぎなのだ。もう、これで最後にしよう。
タイラーの元秘書の女性に話しを聞く機会を持ったダナは、そう考えていた。

しかし、待ち合わせ時間になっても秘書は現れなかった。
何故なら彼女は、数時間前に物言わぬ証人になっていたからだ…。

シドニィ・シェルダンの作品は、大部分が知的な女性を主人公に展開される。
今回も例に漏れず、活動的で魅力溢れる女性が事件に巻き込まれていく。
話の急展開、解き明かされていく事実に、いつも通りヒヤヒヤしっぱなし。

ネットで検索した事がすべて漏れていたら…。
隣の部屋で、すべての会話を聞かれていたら…。
アメリカの人気ドラマ「24」に似て、誰が敵か分からない緊張感が続く。

手に取るときは御用心。続きが気になって眠れないなんて事になりませんように。


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