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ストロベリーナイト

2008年12月28日 20:33

『誉田哲也』著 光文社文庫 435ページ

珍しく、刑事もの。
「グロいよ~食事のときには読まない方がいいよ」
と、職場の先輩に言われて貸してもらった本。
同僚も読んでたみたいで、「グロかった?」と聞いたら、
「んーそうでもないかなあ…」と。
私的には、「まあ、ちょっとグロいかな」くらい。

溜池近くの植え込みから、体中に無数の傷がついた死体が発見される。
何故かへその下から股間にかけて、一直線に切断されたあと…。

捜査一課の姫川玲子は、持前のプロファイリングセンスで、そこに違和感を覚える。
事件は「ストロベリーナイト」という謎の言葉とともに真相に迫っていく。

犯人が複数というのが途中でわかるんですが、推測は全員見事に外れました。
面白かったのは、味のあるキャラ達。博識な先生、ライバル刑事、恋も中途半端に終わったので、
続編あるのかな?と思ったら、「ソウルケイジ」「シンメトリー」と、案の定続いている。

ガチガチの刑事ものではなくて、主人公のヒロインが過去に心の傷を負って、
それを乗り越えていくところなんかは、ドラマチック。
ほとんど、こういうのを読まなかったので、
他の推理小説と、どこがどう違うのか分からなかったのですが、
割と人間味に重点を置いている作品であるかなと。

殺人のシーンなんかは、描写がストレートなので、
少し引いてしまうところもあり。
苦手な人にはお勧めできません。


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インストール

2007年10月23日 19:40

『綿矢りさ』著 河出書房新社 120ページ

一番印象に残るのは、やはり現役女子高生が史上最年少で文藝賞を受賞した事実。
作品に入る前のインパクトが大きくて、過大な期待をしてしまう事は否めない。

女子高生がプチ登校拒否、小学生と組んでエロチャットのバイトを始める。
大まかにも、細かくにも内容はそんな感じ。インストールというタイトルにもあるように、
主人公の女の子はバイトを卒業して、また学校に通い始める。

第二次成長期に特有の不安定な無気力感や、
部屋のものを何もかも捨ててしまいたい気持ちなど、
きっと、当時の自分に小説を書かせたら多少は内容に盛り込まれそうな気持ち。

この本を読むことで、一番得られるものは「その頃特有の気持ち」だと思う。

本自体は、一時間以内で読める程度のもので、
終わりも駆け足で結論付けた感がある。
わざと遠まわしにして、抽象的に表現するような、
なんだか小恥ずかしさのこみ上げる小説ではある。

けれど、彼女が大人になって同じ小説を書こうとしても、
きっとこんな風には書けないだろうし、書こうとも思わないかもしれない。

この時期に脚光を浴びて、世に出た作品だからこそ意味があるのかもしれない。

実を言えば、これは友達から貸してもらったもので、自分で買ったわけじゃない。
賞をとった本というのは、ついつい「期待」から入ってしまうのが自分の悪い癖だからだ。
その意味では、女子高生が書いた!という先入観は良い方向へ働いたと思う。


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